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中継輸送の拠点「コネクトエリア浜松」で、貨物を積んだコンテナを固定させ、運転席部分を動かして交換するトラック=2023年9月30日、浜松市北区、田中美保撮影

 中日本高速道路(NEXCO(ネクスコ)中日本)は9日、長距離輸送を複数のトラック運転手で分担する際の中継拠点を、6月1日に静岡市と浜松市に1カ所ずつ設置すると発表した。荷台の付け替えや運転手が乗り換えられる駐車スペースで、同社の拠点では3カ所目。トラック運転手が関東や関西の出発地へ日帰りしやすくし、課題となっている長時間労働の改善を後押しする。

 東名道焼津インターチェンジ(IC)と新東名道藤枝岡部ICから各8キロの場所に「コネクトエリア(CA)静岡」(静岡市駿河区)、浜松市中央区の東名道浜松西ICから1キロには「CA東名浜松西」を設ける。地元の物流事業者の土地を活用し、計10台分の駐車スペースを確保した。

 2018年に新東名道浜松サービスエリア(浜松市)の隣にできた最初のCAでは、最大30台が1時間半の枠を予約して有料で止められる。ネクスコによると利用は増え続け、24年度には延べ1万4千台となった。深夜には予約枠が埋まることもあるという。

 トラック運転手を巡っては…

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